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2006年7月30日 (日)

新築マンションでの防音工事(2)

部分的な解体などによって、全体の方向性が決まりました。

いよいよ防音工事のスタートですが、まずはその前に床・壁・天井の解体作業があります。

ここで解体する範囲は、床全面と天井全面、そして壁の一部です。どうして壁だけ一部分の解体かといいますと、マンションの場合外壁面の壁は通常GL工法の壁が多く採用されています。このGL工法の壁は躯体単体のときに比べて遮音性能を劣化させてしまう働きがあります。そのため少しでも遮音性能を上げるために外壁面の壁は解体するのです。

また、室内の間仕切壁についても、通常壁のボードは天井面までしか貼られていないので、天井のスラブまでボードを貼って隙間を無くします。既存の壁の遮音補強を行うのです。

躯体に接した固定遮音層を一次遮音層といいます。それに対して防振されている遮音層(浮き遮音層)を二次遮音層といいます。まずは一次遮音層できちんと遮音しておく事が重要なのです。

防振遮音工事の手順として、まずはじめに浮き床を施工します。今回は床の懐が120mmもあったので、厚い浮床を造ることが出来、性能は十分確保することが出来ました。

その次に、天井の下地を施工します。このとき防振ハンガーといって、ゴムで振動を絶縁することが出来る金物を使用して、下地を組んでいきます。この防振ハンガーもただ単にスラブと下地の間に入っていればいいというわけではなく、きちんと防振設計をしてあげる必要があります。

このとき防振下地は、躯体などに接触してはいけません。躯体に接触した場合、そこがサウンドブリッジとなって振動を伝えてしまうからです。しかし、全く周辺部に固定されていないと、天井の下地がぐらついてしまいますので、防振下地と固定遮音層の間にグラスウールや防振ゴムなどの緩衝材を使用して、振れ止めを行います。

そして床と天井の防振下地の間に壁下地を建て込んでいけば、下地の完成です。

この続きはまた次回に!Img_0153

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2006年7月28日 (金)

新築マンションでの防音工事

久しぶりに記事を更新します。

ブログを読んでくださっている方には申し訳ありませんでした。

今回は新築マンションでの防音工事について紹介します。

何回かに分けて紹介していきますので、お楽しみにしていてください!

まず、工事依頼の内容としては、オーディオを趣味としているお客様が、新築マンションを購入したので防音室を作りたいとのことでした。

新築マンションではありますが、マンションを施工中に工事をするのではなくて、お客様にお引渡しされた後に工事に入ります。

ですから、新築と言ってもリフォームすることになるのです。

今まで私も数多くの防音工事を手がけてきましたが、全て音楽専用室でした。

しかし、今回の依頼では音楽専用の防音室ではなく、リビング・ダイニングを防音したいとのことでした。

ここでまず問題になったのが、キッチンの防音処理でした。

キッチンは独立していましたが、対面キッチンになっていて、ダイニングに対して壁に開口が設けてありました。

防音をするためには全ての隙間を無くさなくてはいけません。

しかし、キッチンの開口を塞いでしまうと使い勝手が悪くなってしまうのは言うまでもありません。そこで、開口部に二重サッシを設置して対処することにしました。

既製品の防音サッシで、この場所に使えるものは引き違いのサッシしかありませんでしたので、窓を開けた状態でも既存の開口部の半分しか開けることが出来ません。

使い勝手は多少悪くなってしまいますが、お客様には事前にご理解いただいたうえで、工事に取り掛かることになりました。

また、部屋の高さも問題になりました。防音工事の場合、BOXinBOXと言って部屋の中にもうひとつ部屋を作り、防振材料を用いて振動を絶縁させます。

結果的に床・壁・天井全てにおいて狭くなります。

しかし、部屋を広く取りたいと思うのは当然のことです。

既存の床には床暖房が設置されていたのですが、既存床の一部をくり抜いて、床を解体しても問題がないか確認したところ、特に問題がなかったので、床を全面解体したうえで防振床を施工することになりました。Img_0076

これにより、床の高さは他の部屋と同じ高さに保てるため、バリアフリーが可能になりました。

今回はここまでとします。続きはお楽しみに!

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